イタリアから帰国する予定が、直前にまたスイスへ足を運ぶことに!
以前書いたスイスはフランス語圏のSionとMatignyでしたが、今回はイタリア語圏Locarnoへと向かいます。

SionやMartingyは素敵な田舎町だったのに対し、Locarno(ロカルノ)は湖畔にある観光地。
湖を眺めている人や、ベンチで読書を楽しむ人、ベビーカーでお散歩する人など、とっても和やかな雰囲気の街でした。
そもそも、なぜまたスイスへ足を運ぶことになったのかというと
出発1ヶ月前にお会いした名古屋の現代美術家、水谷イズルさんというお方がここで個展をされるとのお話を伺い
日本にいたら無理だと思っていたけれど
せっかく行ける距離にいるなら行ってみたい!という気持ちがムクムク。。。
思い切って大家さんを誘ったところ一緒に行ってくれることになったのです。
イズルさんは現代美術家として世界中で活躍されながらも
お絵かき教室などの開催を通して
子供達の可能性を信じ、創造力を伸ばす教育に取り組む活動をされています。
開催場所は、なんとレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したと言われる古城。
地下のスペースを使い、幻想的な作品が創られているところでした。
ところでした、というのも
開催予定日を聞いて現地に足を運んだところ
「マエストロ(イズルさん)は今ルガーノだよ。それに、個展は来週からなんだけど・・・」と(°_°)
製作が遅れたために開催日が変更になったとのことで
実際にはまだ準備中だったのです(*_*)
それでもイズルさんにコンタクトを取ってみたところ
せっかくなのでと、翌日準備中の会場に入れていただくことができました。
古城の裏側にあるアトリエスペース、Il Ribellinoから入ります。
螺旋階段で地下まで数部屋が続きます。
そして地下から外に出ると・・・
古城の地下へと続いている!!
なんだかダヴィンチコードを思わせる雰囲気。
残念ながら奥までは入れませんでしたが
とってもワクワクする場所でした。
そしてよければ一緒にと、会場の方々とランチをご一緒させていただきました。
イズルさんの作品に囲まれての食事。。。
食事中、会話の中で座っている椅子たちの一部は昔映画館で使われていたものだという話が出て
誰かが「(椅子はあるのに)映画が足りないね(笑)」というジョーク。
すると写真の椅子に座っている小さな女の子ムナちゃんが
壁一面に貼られているイズルさんの作品を指し
「ここにあるよ」と。
なんて素敵な表現をするんだろうと感嘆してしまいました。
イズルさんが言われてるように
こどものこういう感覚
ムナちゃんや自分の娘も含めて
固定概念のないこの感じをずっと忘れないでいてほしいなと思います。
さて、無事個展を見ることができ、その後はロカルノの市内と
湖を挟んで反対側の街へと観光に。
ここで衝撃だったのは
物価が高い!!!!!!!
ここはさすが観光地(というかお金持ちの避暑地といったところ)
レストランで炭酸水頼んだら、1本1000円近くしました(*_*)
そしてスイスの通貨はスイスフランですが
ここはヨーロッパ各地から人が来るためかユーロでの現金払いが可能でした。
まぁ、今のレート的にはユーロで払うほうがかなり割高になるんですが。
持っている分にはユーロのほうが使い道があるので、スイスフランの現金が足りない時はありがたいですね。
そんなこんなで、スイスの新たな街も堪能でき帰路へ。
一旦シエナに戻った後は
フィレンツェ発の飛行機で帰国です。
フィレンツェの空港(Peretola空港/またはAmerigo Vespucci空港とも呼ばれる)は中心地のSanta Maria Novellaからバスで20分ほどと近くて便利。
小さな空港ですが、免税店などもあります。
タクシーの場合でも中心地から空港までは€20〜€25の定額料金なので安心。
(時間帯やトランクに入れる荷物の数などで前後します。空港内で客引きしているドライバーは非公認のタクシーのタクシーの場合があるので注意。タクシー乗り場で乗る前に料金を確認して乗るほうがベター。)
国内線でローマを経由して、日本へと無事到着^^
13日間と約2週間の旅でしたが、大きなトラブルもなく
ゆったりと過ごせたのでとてもいい思い出ができました。
今回は昨年の旅行を振り返る記事となりましたが
国内旅行を含めてまた旅行の時は記事にしたいと思います。