今年6月に発足した、お母さんそれぞれの心地よい「くらし」と「シゴト」を探求するくらしゴト探求部。
たくさんの方々に支えてもらい、ひとつめのプロジェクトが始まっています。
◆小さい子どもがいるお母さんでもできること
◆地域を巻き込むこと
この二つを条件として、考えた結果出来上がったのは「きららプロジェクト」。
西尾市の伝統工芸「きらら鈴」とお母さんを掛け合わせることで、地域が育んできた伝統の技を守りつつ、お母さんの仕事を生み出すという取り組みです。
きらら鈴とは?
きらら鈴は三河瓦土にきらら(雲母)をちりばめて焼いた土鈴。
市内の八ッ面山で産出される雲母を利用して、江戸時代末期から作られてきました。
発掘する人の安全を願うお守りとして、木に鈴がかけられたことから生まれたとされています。
写真は出土した明治初期のきらら鈴と、現代のきらら鈴。
土鈴特有の優しい音色が響きます。
伝統工芸×お母さん
現在、きらら鈴を作っているのは市内の松田克己さん唯一人。
その松田さんにお話を伺った際に「後継者はいない」と聞かされたことが、このプロジェクトを立ち上げたきっかけとなりました。
担い手のいない伝統工芸とハンドメイドが好きなお母さんを繋ぐことで、地域のお母さんたちがその「後継者」になれるのではないかと考えたのです。
また西尾でとれた雲母は天然鉱物として
・緊張やストレスを和らげ、気持ちを穏やかにする
・持ち主の短所を長所に変える
・問題解決能力を高め、マイナスの流れをプラスの流れに変える
といった効能を持っています。
これはネイルや化粧品に多く流通する人口鉱物の雲母、合成マイカにはない
天然鉱物だからこそ持つエネルギー
気持ちを落ち着かせて
能力、特徴、個性を活かし
自らの人生を突き進んでゆく
この効能はきっと、大人も子どももみんな
これからの時代に必要なものなのではないか
と強く感じました。
そしてきらら鈴がもともと安全を祈る「お守り」のような鈴であったことから
さらに気軽に身に着けてもらえるようにと考えたのが
お守りアクセサリー
出来上がった商品は、すべて地元の神社またはお寺にてご祈祷していただき
より想いを込めてお届けする予定です。
アクセサリーはきらら(雲母)のみを使用して製作予定ですが
土鈴の音色を活かしたベルや風鈴、素焼きのアロマストーンなど
「きらら×三河瓦土」が生かせるものも考案中。
あれこれ考えているときはワクワクしかありません!
今後の予定
今後はこのプロジェクトをより多く知っていただくために
クラウドファンディングに挑戦予定です。
開始できる準備が整い次第、また告知させていただきますので温かく見守ってくださると嬉しいです。
(もちろん、参加してもらえたら尚嬉しいです)
初めてクラウドファンディングなるものに挑戦するので、その準備も(むしろこのブログも)めちゃくちゃ緊張していますが、とにかく前進あるのみ。
このプロジェクトは松田さんや、くらしゴト探求部の発足から毎回相談に乗っていただいているオカビズサポートさん、そして作り手として活躍していただくお母さんのご協力のもと動き出すことができました。
この場を借りて心よりお礼申し上げます。
作り手さんまだまだ募集中です!!
西尾市近郊できらら鈴やアクセサリー作りに興味のある方はぜひご連絡ください^^
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