お金はどこへ行く?資本主義とパーマカルチャー【田舎暮らしの経済学】

お金のこと

今年7月に自身が受講して、10月に2日間主催をするまでに衝撃を受けた「田舎暮らしの経済学」講座。

でも講座に来なきゃ知ることができないなんて、もったいない!
もう授業だなんて遠い記憶の人も、これから社会科の授業を受ける人も
これは知っておいて損はない内容。

ということで

オープンよしき(詳しくはこちら)にならって
オープン結季子としてここにアウトプットしちゃいます。

でもここでの内容は私の主観も入るため、チャンスがあるならばぜひよしきくんの講座を受けてほしい。

今やオンラインで会議や講座ができる時代。
それでも、リアルに会って時間を共有すること
対話をすること
共に考えること

=直接コミュニケーションすること

それはオンラインが進化を続ける時代だからこそ
人の心を満たす大事なツール。

ではさっそく、「田舎暮らしの経済学」を始めていきましょう。

田舎暮らしの経済学とは?経済の基本、資本主義。

都会で暮らそうと、自給自足を目指そうと
「お金」というものから離れて暮らすことは難しい現代。

まずは「お金」というものの流れ=経済を知ることで
自分の中の豊かさというものを見極めていく。

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これは今年国連が発表した世界幸福度ランキング。

幸せの国と言われるブータンは95位。
若者の自殺率が世界1位の日本は58位。

これはなぜか?

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GDPとは国内総生産=その国がどれだけお金を使ったか。

先ほどの幸福度ランキングは上の画像にある内容をもとに順位付けがされていている。
そのため、発展途上国はこれらの数値が低い場合が多く、ランキングが低くなるというカラクリ。

 

このように数値化できるもので測る幸せ「客観的幸福」という。

 

ではなぜブータンが「幸せの国」なのかというと
ブータン政府が国民に対して幸せかどうかのアンケートを行った結果、95%の国民が幸せと回答したから。

この場合の「幸せ」の基準は人によって異なり、数値化できない。
あなたの「幸せ」はお金や数値だけで測れるものだろうか?

 

 

そしてもうひとつ知っておきたいのは

GDPは単純な消費だけでなく、戦争をしても上がるということ。

それは武器や戦車、移動や人に莫大なお金がかかるから。
そしてそのお金は”戦争が起こっている場所”ではなく、武器やそれらを供給しているところに流れていく。

ちなみにランキング上位を占めるのが北欧諸国なのは、社会保障が手厚く、質の高い教育を受けていることも大きいとされている。

グローバル化っていいことじゃないの?

グローバル化という言葉を耳にすると、海外好きの私としてはポジティブなイメージを抱いていた。

世界とつながる、世界が広がる、そんなイメージがあったからだ。
しかしこれは完全に私の頭がお花畑だった。

経済においてのグローバル化とは、多国籍企業と呼ばれる日本以外の企業が日本で法人税を払わずに円を吸い上げていくことをいう

その額、年間20兆円。

今月10月から消費税が10%に上がったけれど、20兆円はこれまでの8%の税収からの差額、2%に相当するらしい。

これは極端にいえば外国企業が儲けている分を、日本国民が補填しているともいえるのではないか?

 

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外国企業が入ってくる前の時代は、地域でものが循環していた。

それがスーパーマーケットやコンビニ、全国展開のチェーン店など大企業ができ始めると地域のお金が大企業、つまりは都会へと流れていくようになった。

さらに企業から政府へと流れ、本来であれば社会保障などで還元されるはずが
多国籍企業が吸い上げていくことで政府、地域にお金が残らなくなっていく。

ピラミッド型の頂点が富を集約していく市場システム。

これが資本主義。

 

「安さ」の裏側にあるもの

少し前に話題になったアマゾンの火災や森林破壊。

ニュースでは自然が破壊されることに目がいきがちだけれど、森林破壊にだって実は重機や人件費などお金がかかっている。

じゃあなぜお金をかけてまで森林を破壊するのか?

それはお金を出して破壊してまでも、見込める利益がそこにあるから。
そしてその利益とは、私たちが生み出している。

地球の裏側であっても、だ。

私たち消費者が「安さ」を求める限り、売る側もコスト削減のために大量生産大量消費、いかに効率よく生産して売るかを考える。

そのためには広大な土地、消費者や生産者の安全よりも手間を省くこと、安い労働力が必要になる。

 

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すべてのものが安いからといって悪いだとかいけないものだとは思わない。

便利に、手軽に、美味しいものや必要なものが買える現代。

その恩恵を受けることも多々ある。というよりも恩恵を受けていることがほとんどといっていいかもしれない。

ただ、モノが簡単に安く手に入る反面、安いものやどこに行っても安定して手に入るものを求める限り、格差が必要であり、そのために自然が破壊される。

 今、私たちにできること

先述したグローバル化のことを知ると、私たち一般庶民は政府や大企業を悪者のように見てしまうかもしれない。

けれど、数々の大企業のおかげで私たちの生活が成り立っていることも事実。

経済上では、私たちは安く便利に生活ができて、企業は利益を得るというwin-winの関係。

だから例えば○○を買うのは悪だ!とは一概に言えない。

私だってコンビニやドラックストアにお世話になることもあるし、車も使ってる。

でも、私たちにもできることはある。

 

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これからは「何を買うか」よりも「誰から買うか」が重要になると聞いたことがあるかもしれない。

これが私たちが一番最初にできることじゃないかと思う。

ただ、闇雲にこの経済の仕組みや体への影響を懸念してコンビニや大手企業を悪者にしてしまうと、あれはダメこれはダメといって神経をすり減らし、苦しくなってしまう。

例えば添加物やいろいろ、危険だといわれていることもたくさんあるけれど

正直、それらを完全に排除して生活しようと思ったら、今の日本では暮らすのが難しくなってしまうと思う。

地元のものを選ぶこと

生産者や生産過程が明確なものを選ぶこと
自分の心地の良い範囲、自分のできるバランスでやるということも大事なこと。

 

パーマカルチャーという考え方

パーマカルチャーとは、パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語。

伝統的な知恵を学び、現代の科学的・技術的な知識を組み合わせて、人間の精神や、社会構造をも包括した『永続する文化』をかたちづくること。

 

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一方の資本主義では、資本を増やすことが目的であり成功。

そのために労働力は機械化され、自然も労働も資本を増やすための「商品」になってしまった。

人ではなく、エネルギーの消費によって先進国の富裕層は経済的豊かさを増やし
失業者が増え、格差は拡大し、環境は破壊される。

そして資本家には資本が蓄積し、労働者には貧困が蓄積する。

そんな資本主義の世界、西洋的開発に疑問を持ったのがガンジーや「スモールイズビューティフル」のF・シューマッハー、映画「幸せの経済学」ヘレナ・ノーバーグ・ホッジなど。

そして同じ「開発」でも、西洋的開発と仏教用語での「開発」では全く違う意味を持つ。

 

仏教用語での「開発」は「かいほつ」と読み

世の中にある、あらゆる動植物の能力を引き出し、
人々が飢えずに健康に生活できるようにする。
(衣食住)(心身ともに)

という意味だそう。

 

パーマカルチャーとは懐古主義ではなく、見失ってしまったものにもう一度価値を見出すこと。
そして最先端の技術と同じように扱うこと。

つまり、ただ昔の暮らしに戻ろうとか、原始的な生活をしようということではない。

私個人は、これがこれからの時代に一番必要な生き方ではないかと感じている。

 

ギフトエコノミーで経済を回そう!

先ほどの画像に一番下にもさりげなく登場しているギフトエコノミー。

ギフトエコノミーとは「与える経済」

give and takeではなくgive and given
私有ではなく共有

足りないものではなく持っているもの

講座のお昼ご飯が毎回ポットラック形式(持ち寄りランチ)なのもこの意図によるもの。

 

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持ちよりご飯は毎回豪華ブッフェに!

先日、「取り合えば、足りぬ。分け合えば、余る。」という言葉に出会った。

モノが有り余る今の日本。
確かに豊かだと思う。

その一方で精神病や自殺も多い。

物質的な豊かさの反面、人の関係性が壊れつつあるのではないか。

そしてそれを打破するのが、ギフトエコノミーなのではないかと思う。

 

今ある豊かさをシェアして経済を回していく

モノやお金だけに左右されない

自分の豊かさの基準を決めること

それが「幸せな暮らし」の軸になる。

 

まとめ

ここまで書いて、資本主義が「悪」のように感じた人もいるかもしれない。

けれど決してそういうわけではない。

多くの企業は積極的に寄付を行っていたり、地域に還元する事業をしている。

経済の話に限らず、良い悪いという感情を入れてしまうと話がこじれてしまうので念のためお伝えしておきたい。

そして講座では前半にこの経済のお話を知ったうえで

後半に「半農半x」や「あなたらしい経済」といったテーマを掘り下げてゆく。

「経済学」というと難しいとか、敬遠しがちな人も多いかもしれないけれど
地域のものを買うこと、生産者が明確なものを買うこと
そして人と人とのつながり
これができれば、それが「田舎暮らしの経済学」になるのだと思います。

 

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