こんにちは、yukkoです。
有難いことに、今かぜのこやいろいろなことに関わらせてもらっているのですが
その中に私立青空学校というイベントがあります。
子どもたち、そして大人(特にお母さん)に向けて
夏休みの宿題・体験を通じて、世の中の仕組みを知ることができるような学び場をつくるべく発足。
今日はその私立青空学校と、私が関わらせていただく理科の授業(農業×養蜂)について。
私立青空学校って何??
8月5日6日の2日間、東海市太田川駅前で開催される2日間限定イベントです。
テーマは宿題×社会(世の中)
サブタイトルを夏休みの救世主と題し、国語算数理科社会・・・各教科の授業に見立てて、楽しく学びながら宿題を終わわせちゃおう!というのがコンセプト。
それぞれの教科はその道のプロが担当。
今話題のプログラミングや普通の授業では教えてもらえない内容だったり、体験をすることができます。
その他にも進路指導室での個性診断、留学ブースや、保健室での温活サロン体験、お母さんの相談窓口としてママカウンセラーもいたりと、内容盛りだくさん。
留学とか、私はめちゃくちゃやってよかったと思ってるし(これについてもまた書きたい)、新たな体験を通して子どもも大人も視野が広がるきっかけになるような、何よりやっているこっち側がとにかく楽しいイベントです(笑)
理科の授業は(農業×養蜂)
小学生の頃、朝顔やプチトマトを植えて観察したりしませんでしたか?
私はどちらも経験したのですが、あの頃は授業でやれと言われてやったという感覚もあり、放置しちゃったり家族に任せっきりに(そうでなくても私はすぐ枯らしちゃうタイプ)
どろんこ遊びだったり、漠然と土や植物に触れ合うことは好きだったけれど
それらがどういうことなのかまで考えが及ぶようになったのはここ数年。
その自然というものがどれだけ大切で、その中で生きている私たちにどれだけ影響しているか・・・と授業ではそこまで重い話はしませんが
つづき農場さんとマルハチプロジェクトさんご協力のもと、本物に触れてもらえる授業となっていますので、自由研究にも最適です。
何を隠そう私yukkoは自由研究が一番苦手だったので、これで何人かは救えるんじゃないかと思うと嬉しい限り。
実は、ミツバチはこの世界で重要な役目を担っていた!
先日、マルハチプロジェクト大畑さんに直接お話を聞くことができたので、養蜂について少しご紹介します。
蜜蜂(ミツバチ)って、はちみつも美味しいしなんとなくかわいいイメージ。
でも実はこの世界、地球にとってとても重要な存在なのです。
なぜ、重要なのかというと・・・
ミツバチといえばはちみつ。そう、お花の蜜を集めるのがお仕事です。
でもそのはちみつを取ることだけが仕事ではありません。
蜜を集める中で、ミツバチは花たちの花粉を受粉させるという役割もあるのです。
この受粉というのがキーワード。
お花って観賞用のお花を想像しがちですが、これには食物の花も含まれます。
食物の花とは、野菜など私たちが食べる植物の花 のこと。
受粉されなければ、野菜や果物の実が生りません。
ミツバチたちが受粉する花の数は、私たちが日ごろ口にしている野菜や果物の3分の1、植物全体では8割にも及ぶそう。
この数字が何を意味しているかというと
ミツバチが絶滅したら、人類は4年で滅亡する
といわれるほどの植物、つまりは地球の生態系に影響を与えているのです。
名古屋のど真ん中で養蜂?都会で養蜂が行われる理由
地方名古屋は都会なのか?というツッコミはさておき(田舎者の私からしたら名古屋も十分都会です)
養蜂って、山とか田舎でやってそうなイメージがあったのですが、なんとここ数年は都市部で行われることが多いのだそう。
マルハチプロジェクトさんも、名古屋栄にあるビルの屋上で養蜂をされています。
なぜわざわざ都会で養蜂をするのか?というと
なんと農業で使われる農薬が原因のひとつと言われています。
野菜や果物に虫がつかないようにするために使用する農薬は、ミツバチの脳神経を壊し、方向感覚を鈍らせてしまうそう。
ヨーロッパではすでに禁止されている農薬も日本ではまだ使用可能なこともあり(日本は農薬使用量世界一)
逆に農薬の少ない街中で養蜂が行われるようになったのだそうです。
いただききますの気持ち
また、大畑さんはこんなことを仰っていました。
ミツバチたちには1匹たりともいらない子、必要のない子はいない。
女王蜂も、オスも、すべてに役割があり、それを全うする。
はちみつも、野菜も、自然の循環の中の産物。
イベントとして、単純にはちみつの試食も楽しいものですが、そのはちみつの裏には実は様々な苦労、ストーリーがあるのです。
個人的には、大畑さんのその言葉に存在意義というものを感じました。
自分の役割を全うすること。そこには比較が生まれないと思うのです。
あれこれ比較してエネルギーを消耗していた過去の自分、ちっちゃいなぁと恥ずかしさを感じつつ、ミツバチの生き様を通して改めて心を込めた「いただきます」を言いたい。
同時に参加されるつづき農場さんについても、後日記事にしたいと思います。