BASE(ベイス)の出店方法は?ショップ開設のやり方と注意点を解説!

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ネットショップを運営し始めて、現在5年目。ここ数年はアプリなどを含めて、気軽にしかも無料でネットショップが持てるようになりました。

最近だとコロナの影響もあり、今までよりもさらにネットショップやオンライン化を考えている人も多いのではないでしょうか。
ネットショップを開設するサービスはいくつかありますが、今回は一番手軽なBASE(ベイス)の紹介とその開設方法を解説します。

BASE(ベイス)とは?




BASE(ベイス)とは、無料でネットショップを開設できるサービス。開設後、実際に注文が入ったら売り上げから手数料が引かれるため、開設にかかる費用は無料。
また様々な機能をカスタマイズできるため、簡単に自分のネットショップを持つことができます。

そして他のネットショップ開設サービスとの一番の違いは
BASEショッピングアプリ」があること。

2023年現在、ショッピングアプリ(「Pay ID」)のユーザー数は1,100万突破。

このショッピングアプリに掲載することで、アプリからの購入も見込めるのが最大のメリットです。
特に物販(有形の商品がある)場合はBASEがおすすめです。

BASE(ベイス)の販売手数料

BASEではスタンダードプランの場合、1注文につき売り上げから6.6%+40円が手数料として引かれます。

手数料だけで言うと、STORESのフリープランは5%なので若干高くはなりますが
メルカリやCreemaなどは手数料10%なので、まだ安いと言えますね。

また新しく追加された「グロースプラン」の場合、月額費用はかかりますが月商が17万円を超える場合はこちらのほうが手数料が安くなる計算。

スタンダードプランから始めた後に、グロースプランへの移行も可能なので気軽に始められます。

BASE(ベイス)の開設方法

BASEにアクセスし、以下の3つを入力します。

オレンジ色の「無料でショップを開設する」へ進むと下記の画面に移行します。

 

①メールアドレス
②パスワード
③希望のショップURLを入力し、赤枠の中からドメインを選択。
ドメインは下記の種類があるので、好きなものを選択します。

thebase.in
base.shop
shopselect.net
base.ec
theshop.jp
handcrafted.jp
fashionstore.jp
buyshop.jp
supersale.jp
official.ec
kawaiishop.jp

ドメインを気にしない方はそのままデフォルトのbase.shopでOK。入力後、「今すぐ無料ではじめる」で開設が完了します。

ただこの時、入力したURLがすでに使用されている場合は登録できません。
その場合はURL部分またはドメイン部分を変更して登録しましょう。
一度登録したURLは変更不可となっているので選択ミス、誤字脱字にも要注意です。

またメールアドレスは注文の通知などが来るため、ショップ専用で取得しておくことをおすすめします。

ネットショップ作成に必要な3つの登録

開設が完了したら、ショップを公開するために3つの登録が必要になります。

 

1.メールの認証

先ほど入力したアドレスにBASEから「【BASE】新規登録のお知らせ」という件名でメールが届きます。記載されているURLをクリックしてメールアドレスを認証しましょう。

 

2.特定商取引法に関する表記の入力

ネットショップは、法律でこの特定商取引法(通称:特商法)の公開が義務付けられています。

【パソコン】ホーム画面右上のアイコンからショップ設定→運営に関する情報の設定

 

【アプリ】ホーム画面左上 Ξ マーク→設定「運営に関する情報の設定」

 

特定商取引法参考テンプレート
※初期設定では雛形が入力されていますので、お好みで編集してください。

・区分→個人または法人

・事業者の住所、氏名、電話番号

・その他(営業時間・定休日等)
対応できる曜日や時間を入力、または不定休

・販売価格について
販売価格は、表示された金額(表示価格/消費税込)と致します。

・代金(対価)の支払方法と時期
支払方法:クレジットカードによる決済がご利用頂けます。支払時期:商品注文確定時でお支払いが確定致します。

・役務または商品の引渡時期
ご注文によるご依頼を受けてから商品をお作り致します。
そのため、お届けはご注文から〇日~〇日ほどお時間を頂きます。ご了承ください。

・返品についての特約に関する事項
万が一商品に欠陥が見受けられた場合は一度ご連絡ください。
商品に欠陥がある場合を除き、返品交換は致しかねます。
またご使用後の欠陥は対象外とさせていただきますのでご了承ください。
オーダーメイド商品につきましては返品、交換ともに対応できかねます。

※特商法の公開は法律によって定められていますが、事業者の住所等についてはBASEの追加機能により非公開設定が可能となりました。
設定方法は後述していますのでぜひ参考にしてください。

 

3.決済方法の選択

BASEではクレジットカード決済や携帯会社のキャリア決済など、様々なお支払方法に対応しています。
他社ではクレジットカード決済の導入には審査が必要ですが、BASEでは事業者登録情報が正確であれば審査なしで導入できるのもメリットです。

 

【パソコン】ホーム画面右上のアイコンからショップ設定→決済方法の設定

 

 

【アプリ】ホーム画面左上 Ξ マーク→設定「決済方法の設定」

 

 

①以下の支払い方法から利用したい方法を選択します。

・クレジットカード
・銀行振込
・コンビニ・Pay-easy決済
・Amazon Pay
・キャリア決済
・後払い決済

② 事業者の登録

・屋号(ブランド名やショップ名)を入力することによって
クレジットカード利用履歴に「BASE*あなたのショップ名」と記載されます。
入力しない場合は、「ベイス」と表示されます

・事業者の情報
住所、氏名、生年月日を入力。
この時、氏名に屋号名は利用できません。必ず代表者の名前が必要です。

ショップを公開する

ショップ設定で「公開する」にチェックを入れると、ショップが公開され指定のURLや検索からアクセスできるようになります。
冒頭でご紹介したBASEショッピングアプリにショップを掲載しない場合は、ショッピングアプリのチェックを外しましょう。

ショップデザインを整えたり、商品を出品してから公開にすることもできます。

登録するときの注意点

 

ネットショップを開設するにあたり、本来は登録する住所、氏名、電話番号は公開の義務があります。
しかし既にお店としてやっている人を除いて、個人の自宅住所やプライベートの電話番号を登録するのは少し不安ですよね。
BASEではそんな不安にもしっかり対応してくれているので、運営の際にはぜひ注意してみてください。

 

事業者情報の「非公開設定」を利用する

BASEでは、個人の事業者情報を保護するため独自の非公開設定を設置してくれています。
事業者の所在地を非公開に設定した場合、ショップの特定商取引法に基づく表記には、BASE株式会社の住所が表示されることになります。
ただし、事業者の所在地は「BASEかんたん決済」(クレジットカード決済利用)の審査などに必要となるため、開設時は正確に入力してください。

またショップ上で住所を非公開としている場合でも。商品を発送する際はショップオーナー自身の住所が必要です。

この非公開設定は、区分「個人」のショップのみ利用可能となっているため、法人の方が登録する場合は設定することはできません。その場合は、「バーチャルオフィス」などの利用をおすすめします。

バーチャルオフィスとは、オフィスを持つ会社から月額制で住所を借りられるサービス。
都市部のコワーキングスペースなどでバーチャルオフィスとして住所を提供しているところもありますが、月額5000円前後の維持費がかかります。
BASEでは「NAWABARI」というサービスと提携しており、月額980円~利用できます。

 

「かんたん発送(ヤマト運輸連携) App」を利用する

BASE内の「かんたん発送(ヤマト運輸連携) App」を利用することで、送り主情報の「氏名」「住所」「電話番号」を配送伝票に印字せず、購入者に匿名で商品を発送することができます。
ただし、利用には1配送につき50円が加算されます。

使い方は送り状作成画面にて、送り主情報の「送り状に印字しない(手数料 ¥50)」にチェックを入れるだけ。
購入者様宛の送り状には、送り主情報が印字されず、匿名化されます。

また、こちらも法人での利用はできませんのでご注意を。

 

アプリでIP電話番号を取得する

電話番号の場合は、IP電話番号(050~)の取得がおすすめ。
私が実際に利用しているのはブラステルのMY050
無料で電話番号を取得でき、月額などの固定費もありません。
受信は無料で、こちらから発信する場合の通話料は国内で9円~20円/分ほど。
こちらから発信することはまずないので、無料で使えて便利です。

ダウンロードはこちら

まとめ

ここまで設定できれば、ショップを公開することができます。
BASEの開設はとても簡単ですが、開設後はそれなりに登録が必要ですのでパソコンやスマホが苦手な人は少し大変に感じるかもしれません。
これから、その他の設定や機能についても書いていきますので、お役に立てれば嬉しいです。


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