自分を苦しめるもの

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産後、すっかり体重計に乗っていなかったのですが
今朝久しぶりに乗ってみたら産前よりも減っていて驚いた私です。

出生体重3500gオーバー。
生まれてこの方”華奢”だった経験がない私にとって、体型は長年のコンプレックスであり万年ダイエッターでした。

今でこそ渡辺直美ちゃんとか、雑誌のla fafaとか
ぽっちゃりでもポジティブなイメージがありますが
2~30年前なんてちょっとでもぽっちゃりしてたら

デブ
ブタ
ブス

もう速攻でイジられる対象。

炭水化物抜き
18時以降食べない
ランニング
筋トレやストレッチ
水を1日2L
お通じを良くするお茶
カロリミットやサプリメント
豚汁だけしか食べない
ファスティング

もう忘れたけど、結構いろいろやりましたよ。

ジムや運動系の習い事もやってみたけど全く続かず。
それで一時的に減らせたこともありますが、結局安定したことはありませんでした。

そして必ずどこかで、過食症みたいになって(というかそもそもがよく食べるんで、過食症状が出ていなくても人がいるといつも恥ずかしかったんですが)食べては自己嫌悪に陥って、でもやめられなくて苦しんでいました。

それが

太りやすいと言われる産前産後を過ぎて
なぜか、お金も使って必死で落としてた結婚式前よりも減っている。

理由を考えたら、明確な答えが出ました。
それは

「太っている」ことや
「痩せる」ことに執着しなくなったから。

以前は自分が太っていることが恥ずかしい
ダメ、醜いと思っていたので

「痩せなければいけない」

って思っていました。
つまり、欠点にフォーカスして問題をどうにかしなければと必死だった。

それが2度の出産を経験して
もう太ってるとか痩せてるとかそんなことは二の次、三の次。

ただ

太っている(自分は醜い)から痩せたい

よりも

母であっても綺麗でいたいにフォーカスするようになったのです。

昔、会社員時代に職場の人にこんなことを言われました。

「食べても太らないって思いながら食べれば太らないよ」って。

その当時はただ優しい言葉をかけてくれただけなんだと思っていたけれど、どうやらこれは真実だったよう。

今は太るとか太らないとかより、家族と美味しくご飯を食べる日々。

そういえば周囲の細くてかわいい女の子たちも、よく考えたら口では「太る」「太りたくない」「痩せたい」といっていても
心の本音は「可愛くなりたい」だったんだ。

”欠点”や”問題”だと思ってフォーカスしてどうにかしようとしていた時は苦しかったけれど
フォーカスするものが変わった今では、苦しみもないし心は軽やか。

別に今でも華奢にはなってないけれど、過去の自分から見れば今の自分は全然マシ。いや、むしろこれでもかなり良いほうw

同じようなこと、同じような言葉でも
ポジティブとネガティブ
望みと問題
フォーカスしているものが違うだけで
結果も変わってくるんだと改めて気づいた体験でした。

苦しい、いやだと思うことも
もしかしたら苦しめているのは自分自身かもしれません。

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