閉館寸前の水族館からV字回復するまでには
水族館本体の改善だけでなく「人」も大きく関わっていて
今回はその意識改革について5つにまとめてみました。
水族館本体の改善について書いた前記事はこちら↓
https://answer-in-myself.work/entry/2018-12-01-225128/
1、職員の常識は非常識。スタッフ側の常識を常に疑う。
職員はそもそも魚が好きでこの仕事についていて、お客さんも魚が好きで見に来ていると思い込んでいたそう。
しかし実際調べてみたところ、来館目的は魚ではなくデートや子供とのお出かけなど魚以外のものだったのです。
それが前記事に書いたような改善へと繋がりました。
これはこういうものだ、というのは自分の思い込みかもしれません。
2、比較するのをやめる
立派な水族館に勝とうとしても、弱点ばかりが目に付いてやる気も失われることに。
しかし良いところを伸ばそうとした結果、お金をかけずに工夫と知恵で改善することに成功しました。
どこに目を向けるかで、やる気も結果も変わる。
3、絶対にという強い意志とその共有
地道に周囲へ伝えることで、次第に仲間が増えてそこから小さな改善が始まります。
最初は一蹴されても、諦めずにきたからこその今。
諦めずに、想いは口に出してみること。
4、不得意なものは人脈でカバー
一人ですべてをやるのは限界があります。
仲間が楽しそうにやっていること、上手くできることをお願いしてみる。
本人は得意という自覚がないこともあるので、小さなことでも相手の個性を尊重、活かせることに注目。
個性を活かしたチームをつくる。
5、「夢」を「具体的な目標」に変える
夢のままではいつ叶うかわからない。
具体的な目標に変えることで、何をするべきか明確になってきます。
「夢」を「目標」にしたら、今できることは何があるか?
お話の内容は水族館立て直しに限らず、日常でも応用できるものばかりなので何かのヒントになれば幸いです。
以上、お話の内容から私の視点でまとめた意識改革についてでした。
余談: お話を聞いた当日に偶然、館長が出演されたテレビ番組が放送されたのですが、そこでは竹島水族館で考案したお土産、オオグソクムシ煎餅を特集していました。
オオグソクムシ自体がパンチのきいた生き物なのですが、リアルなパッケージと本当にオオグソクムシの粉末が入っているという衝撃のお土産なので、ぜひ食べてみてください(笑)