【勝手に松陰先生】その5「逆境に礼を言う」

ウェルビーイング

今日の言葉は「逆境に礼を言う」

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鉄は何度も熱いうちに火の中に入れられて

何度も固い金づちで叩かれて、はじめて名剣に仕上がります。

素晴らしい人生の送り方もよく似ています。

何度も繰り返されるきわめて不都合で

ありがたくない経験の数々が

旅路を美しく輝かせてくれるのです。

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「感謝しよう」とはよく耳にする言葉

さらに、あの時があったから今がある

という感謝のストーリー

これ、個人的な意見ですが

この言葉を表面的にとらえたら

きれいごとにしか聞こえない。

時間が過ぎるか

どこかで一歩外に出て客観的にみることができなければ

渦中にいるとき

苦しみの渦にいるうちは感謝なんてできないと思う。

私自身思い当たることは、結婚してからのこの8年ほど。

結婚当初、旦那さんとぶつかり合い

子どもができて、またくじけそうになって

今でこそ、確かにこの一見ネガティブだったできごとは

自分の生き方を見直すきっかけとなったわけで感謝している。

でも当時の私はそれどころではなかった。

愚痴も吐きまくったし

何度も家出を考えたし

目の前のできごとに不満ばかりで

周りが見えないほどだったと思う。

数年が過ぎた今になって

やーーーーっと、感謝を抱けるようになったけれど

それはあの時もがき苦しんで

抜けた今だから。

抜けてみなきゃ、到底わからなかった(笑)

だから、苦しいその時には無理に感謝なんてしなくてもいいのだと思う。

感謝できるときに感謝が湧く。

金づちで叩かれてるうちは

かたちをを変えながらも、真っ赤に燃えるしかない。

名剣はおろか、磨かれるのはまだ先の話なのだ。

とはいえ、叩かれている渦中はやっぱり苦しいんだけれど(笑)

いつか、必ず抜けるときがくると信じて

思いっきりもがいて

その先に、自分はどうしたいのか見直そう。

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